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第103回例会 ”多くのゲスト、joyeuxな例会”

執筆者の写真: いづみいづみ

今年も余すところ2週間となりました。桃太郎トーストマスターズクラブの今年最後の例会です。多くのゲストをお迎えし、40分のパネルディスカッションをメインとした学びの多い集いになりました。


【今日の言葉】

 ”joyeux” (カタカナで表記するなら”ジョワイユ”)

先月入会されたばかりでカナダ在住のDSさんからの提示です。フランス語で「楽しい」「ハッピー」を意味する言葉です。心弾むこの時期にふさわしい選択ですね。フランス語のボキャブラリーも増えました!


【準備スピーチ】

➀パネルディスカッション「論評のイロハ」 by ONさん

Pathways レベル5 ”パネルディスカッションの司会”

トーストマスターズの特徴の一つに、スピーチに対して行われるフィードバック(論評)があります。論評者は、「どこが良かったか、そして更に良くするためにはどうすればいいと思うか」という視点で3分程のスピーチをします。これが「講師はいなくても相互学習によって成長して行ける」トーストマスターズの要の部分ですが、実際論評で苦労する会員は多いのです。論評にどう向き合い、どんな準備をしているか、その秘訣をONさんの進行のもと3人のパネリストが共有してくださいました。お三方とも日頃から卓越した論評で称賛を浴びている方々です。内容を掻い摘伝でご報告すると...

◆ OYさん

称賛、激励にせよ相手に愛が伝わることを大切にしている。特に激励部分は相手が受け入れやすい言い方で伝えることが重要。3者(聴衆として、スピーカーとして、論評者として)のマインドでスピーチを聴いている。論評構成を用意してはめ込んでいく。

◆MNさん

細かくメモを取りながら、違和感、論理の破綻部分を取り上げ、改善点を中心に論評を組み立てている。事前のプロジェクト、論評基準チェックは必須。特に難が見当たらないスピーチについては山場を作るようにアドバイスする。

◆UYさん

改善点を中心に論評する。「なぜこのスピーチをするのか」、「自分がどういう視点でその論評を聴くか」に重点をおいている。しかしどんな厳しい言葉も相手に通じるよう愛を込めて話す。キーワードしかメモらないが、そのスピーチの種類(情報的、メッセージ的等)を早くとらえることが大切。


なるほど~!三者三様ですね。スピーチを聴かれている時のそれぞれの頭の中が垣間見られたようでとても興味深かったです。

「愛情を持って伝えましょう。耳に引っかかるところ、感情に引っかかるところを捉え、論理構成、流れを追いかければ良い点、改善点が見つかるでしょう。」という司会ONさんの結びの言葉で40分のディスカッションはあっという間に終わりました。ONさんのパネリストの言葉を一言も逃さない集中力と安定の司会ぶりが素晴らしかったです。


②「精一杯生きよう」 by MYさん

Pathways レベル3 ”記述的言語の使用”

職場の庭で見つけたアゲハの幼虫を”不憫に思い”、羽化するまで信じられないくらい丁寧に世話をしたMYさんのアゲハ成長記録です。情報収集、餌の入手、MYさんが試行錯誤しながら愛情いっぱいで世話をした様子が鮮やかな写真と言葉遣いで胸に響きました。アゲハは天国に旅立ちましたが、その生涯から「精一杯生きよう」という教訓を得たMYさんの感性に感服です。


【スピーチ論評】

MYさんのスピーチに対して今日の3人のパネリストが論評しました。それぞれの論評のやり方を聴いた直後だけに、「なるほど言われてたとおりだね。」と理解を深めるのに効果的でした。そしてゲストのSMさんがONさんのパネルディスカッションの司会についてフィードバックしてくださいました。


こうして今年最後の例会は「来年はより成長していけそう」なヒントを得た充実感いっぱいで幕を閉じました。


2025年第一回目の例会は1月7日(火)20:00-21:45です。4周年記念例会を予定しています。是非お気軽にお問合せ、ご参加ください。

皆さま、良いお年を!Joyeux Noël et bonne année!





 
 
 

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